ホーム » 「zabbix」タグがついた投稿
タグアーカイブ: zabbix
lm_sensorsでサーバの温度を監視する
そういやオヒスのルータマシンの温度監視をやってなかったなと気づき、自宅のルータマシンの温度監視を流用すればいいやと思って調べてみたら、この前Zabbixのバージョンアップをやったときに動かなくなっていたことを発見してしまい、やり直すことにした。
概要
例によって本稿で示す監視の概略を示す。
- lm_sensorsでサーバの温度センサから情報を取得する
- zabbix-agentでデータを取る。ついでにdiscoveryルールも作る
- zabbix-serverで受信する。グラフ化などは適当に
ターゲットは、最近お騒がせのCentOS8だ。
[続きを読む]QNAPをアップデートしたら監視が壊れたので直した
QNAPの利点でもあり欠点でもあるのが、頻繁にアップデートされることだ。これが利点なのはきちんとメンテされていることの証左なのだが、欠点なのは変更やリブートが多くて閉口するということだ。それも合理的な変更ならばまだいいが、不可解な変更だと困る。
さて10月24日、QTS 4.5.1.1465というのがリリースされ、特に待つ理由もないのでさっそくアップデートしたのだが、これのお陰で先日紹介した
が動かなくなってしまった。Zabbixサーバで見てみると、sudoを最初に起動するときに見るメッセージ文字列がそのまま返ってきているように見える。
We trust you have received the usual lecture from the local System
Administrator. It usually boils down to these three things:
#1) Respect the privacy of others.
#2) Think before you type.
#3) With great power comes great responsibility.
で、設定を見に行くと案の定 sudoersの設定が吹っ飛んでいた。
QNAPのアップデートではこういうことはよくある。システムのアップデートをすると、configファイルを遠慮なく上書きしてくれるので、自分が書いた設定がすべて消えてしまうのだ。なのでまあ、こうしてブログにメモがわりに設定を書き残しているわけであるが……。今回も元通りに書き戻してみたのだが、なぜか動作が期待通りに戻らない。どうもsudoの動作そのものがおかしくなってしまったようだ。8時間ほどこの問題に費やしたがどうしても解決できないので、根本の問題に向き合ってみることにした。
[続きを読む]QNAPストレージをZabbixで監視する
前回の記事では、自宅NAS(RAID構成のストレージ)をSMARTで監視する際の諸事情についてまとめた。
本稿ではテンプレートと設定ファイルを具体的に示し、Zabbixでどのように監視するかを説明する。
条件
前回の記事の続きではあるが、一応条件を掲げておく。
- 対象NASはQNAPのTS-451、TS-453Be
- いろいろググっているとQNAPは製品(たぶんCPU)ごとに微妙にOS仕様が違うらしいので、他機種では動かないかもしれない
- Zabbix 5.xで試しているが、たぶん4.x以降なら大丈夫と思う
- QNAPがコマンドライン操作をでどこまで製品サポートしているかはよく分からない(まじめに保証書を読んでいない)ので、自己責任でお願いしたい
自宅NASをSMARTで監視する
最近在宅ワークにシフトした結果、オフィスで提供されてきた共有ファイルサーバが利用できなくなり、自分でファイルストレージを何とかしなければならないという相談を受けるケースが増えてきた。これに対する答えはいろいろあって、クラウドサービスを使って外部に置くなんていうのもアリだが、自分は5年ほど自宅でNASを運用しているのでこれをオススメしている。ただNASの運用はそれなりに面倒だ。特にディスクドライブを複数搭載し、RAID構成にしている場合の監視はいろいろテクニックを要する。
本稿ではSMARTによるディスクドライブ監視を中心に、NASの運用手法について説明する。
NASの選択と運用ポリシーの決定
最初にお断りしておくが、本稿ではバックアップについては何も説明しない。絶対に失いたくない大切なデータをどうしたらよいかは、ぜひ自分で考えていただきたい。本稿で示すNASのRAID運用と監視は「壊れやすいディスクドライブを相手に、できるだけ素早く復旧を目指す方法」を説明するものであって、データをロストする可能性はゼロではない。自分はバックアップを別の方法で取っているが、本稿の趣旨と外れるので説明しない。
[続きを読む]Zabbix5.0をインストールする
去年の5月にZabbix4.0に乗り換えたばかり()なのだが、リリースされたZabbix5.0のインストールに挑戦することにした。最初はデータの移行をしようと思ったのだが、テンプレートが結構変わっているのをみて、こりゃ移行はあきらめた方がよさそうだなと思いなおした。過去のログを捨てるのは惜しいが、そもそもZabbix監視はそういうもんじゃないと割り切る方が楽だ。というわけで本稿はごく普通にZabbix5.0をCentOS8にインストールするだけの退屈な記事である。
[続きを読む]