あつ森では数えきれないほど多種多様なアイテムが登場する。普通の家具のほか、どうしてこれをラインアップしたのかなと思うような意外なモノが出てくる。あるいは存在しないものもマイデザインを駆使したり、一見関係なさそうなものを代用することで、それっぽく見せることができる。そうした工夫で箱庭的なジオラマを作るのも、あつ森の楽しみの一つだ。
というわけで本稿では、自分が作ってきたデータセンターを紹介する。
センターの外観
家の左側に置いてあるのは非常用発電機だ。当センターの電力は、詳細がよく分からないが商用電源が給電されていて、これまで一度も停電したことがない。しかし万が一の備えは必要だ。というわけで非常用発電機をここに設置している。右に見えているのは、常用の空調設備が不足の時に利用する追加の冷房設備だ。左右にグレーチングの蓋が見えるが、これは空調用外気の取入／排気口だ（マイデザインを張り付けてある）。
常用の空調設備は地下に埋まっている。基本的なコンセプトは外気取入空調だ。地下設備を図で示すと、このようになっている（という設定だと思っていただきたい）。
簡単に言うと、右から吸い込んだ空気を調整して地下のラックルームに流し込み、左の排気口から熱を吐き出すという仕組みだ。構成図ではチラーはどこにあるかとか、トラップの詳細な構造やフィルタの性能などには触れていないが、当センターは海岸から間近であることなど諸条件を考慮している、と記すに留めておく。
ラックルーム
ラックルームの全景はこんな感じ。
サーバーの配置については悩んだが、まずはこのような形に配置してみた。作業スペースとして2列分しか確保できず窮屈なので、部屋を半分に割るレイアウトもいいかなと考えているが、アイテムがもっと充実したら考えることにする。
壁に設置した送風ファンが、調温された冷風を通路に送り込んでいる。監視カメラには死角がないようすべての通路を見張るように設置してある。あつ森世界では、カメラは上を向けられないので、排熱機構を示すことができない。その辺については想像で埋めてもらいたい。
出入り口には非常口サインとブレーカーがある。もっとしっかりとした分電盤をつけたいが、今のところ手に入るのはこれしかない。数を増やさないとすぐ飛んでしまいそうだが、今のところ一度も停電したことがない。たぶん負荷が全然ないのだろう。
作業スペースはサーバのキッティングとメンテナンスのための場所だ。本来はラックルームとは別の場所に作るが、当センターでは仕事場を一括して見せたいと思ってラックルーム内に作ってみた。本来ならばノートPCとかモニタを置きたいのだがゲットできておらず、やむを得ずテレタイプ（タイプライタ）を代わりに置いている。これが本当のTTYというものだ。むろんエディタはviですらなくedということになる。
工具棚のほか、段ボールなども置いてみたがまだ雰囲気は出ていない。掃除機はいい感じだが、実際の現場ではマキタのロボットクリーナーが使われているので、せめてルンバがあればなあというところである。
というわけで、よいアイテムが出るのを待っている状況である。
発電設備
当センターには再生エネルギーによる発電設備も備えている。
風力発電機とソーラーパネルによる発電で、データセンターで消費する電力の一部を賄っている。生み出された電力は地中の電力線を通じてセンターへ送られる。マンホールの下にもいろいろな設備が埋まっている、と思っていただきたい。
通信設備
通信設備についても説明しておこう。当センターは島に設置されているため、主なインターネット接続は海底ケーブルに頼ることになる。海底ケーブルの陸揚げポイントは2つある。ひとつは島の東側からのルートで、センターのすぐ横にあたる。
もうひとつは島の南側で、空港の脇にある。メンテナンス用にマンホールの蓋を置いてある。
通信線や電力線などはすべて地中に敷設しており、それをセンター敷地内に引き込んでいる。そのメンテナンス用マンホールも置いた。
一応あつ森には電柱というアイテムもあるのだが、変電所が見当たらないし使い勝手も悪いので当センターでは使わなかった。なお島の評判を星5つに維持するために置きっぱなしにしてある。
自動販売機だが、この島のベンダーがコーラを扱っていたようで実にありがたい（自販機が赤いし、左上のあれはコーラだと決めた。そうだそうにちがいない）。お菓子の自販機は、データセンターには必ずあるものなので置いておく。なおこれも島の評判を星5つに(ry
警備その他
島の治安はすこぶる良好なので、特に警備の必要はない。なので設備の一部を屋外に置いても問題は一切発生しない。また地震や津波などの自然災害のリスクも非常に小さく、かつて一度も見舞われたことがないようだ。
島ではナシとオレンジの栽培を続けており、資金ができたら高台に第2センターを作ろうかなと考えている。
とりあえずおわり
今のところ目標にしていた作りこみは一区切りついたが、何かまた新しいアイディアを思いついたら、追加するとか作り替えたりするかもしれない。その時はまた改めて記事にしたいと思う。